本サイトで提供している辞書引き機能とは、広高正昭(Vastalto)氏の『実用エスペラント小辞典 第1.5版』を、ウェブブラウザ上で検索するアプリケーションのことを指します。いわゆるオンライン辞書の一つです。
翻訳という大規模システムはなお開発途上ですが、その中の部品の一つとしての形態素解析処理を一部括り出して、この辞書引き機能を提供しています。
辞書引きしたいエスペラントの単語(や熟語)を「エスペラント語」項の検索語入力欄に入力し、「辞書引き」(「絞り込み」と表示される場合もあります)ボタンを押下してください。
「で始まる」「を含む」「で終わる」オプション選択時には「見出し語一覧」項(画面右半分)に見出し語検索結果が表示されます。
「に一致する」オプション選択時には「日本語」項(画面右半分)に辞書引き詳細結果(形態素解析結果)が表示されます。
なお、全てのページの右肩にある検索ボックスからも、同様に検索を行えます。
文法語尾の正規化や造語の分解について全てプログラム側で対処していますので、辞書の見出しの形に手動で変えてから辞書引きする手間が掛かりません。さらに、昨今の知見を生かしたAjaxによる見出し語インクリメンタル絞り込み機能等を備えてもいます。
このように、ストレスのない直感的な入力と、エスペラント語に備わる豊かな造語法に完全に対応した力強い検索結果という出力を融合しており、特に後者が先発アプリケーションに対する優位点であると自負しています。意味がなくても造語規則通りの体裁を備えた適当な検索語(praleonetultraermitejecojn等々)を検索してみて、狙い通りに造語を解析出来ることをお試しいただけます。
クロード・ピロン氏や、使いたくないエスペラント単語集を公開されている後藤文彦氏が主張するように、外来語の安易な導入を避け、エスペラントの造語法をより活用いただければ幸いです。
第二版から見出し語検索機能を追加しました。先発アプリケーションの機能に追いつくだけに飽きたらず、見出し語検索結果からさらに(各見出し語の語根について)再検索するリンクを実装したり、詳細辞書引き結果(形態素解析結果)の各語根についても見出し語検索するリンクを実装するなど、エスペラントの語根ネットワークを意識して辞書引きを行うことが出来ます。